言うほどのことでもない

結構大切なことのような気もする

自意識だけはいっちょまえの

 いわゆる名作と呼ばれるものに全くと言っていいほどふれてきていない。20年も生きてきたのに。ジブリとかディズニーにいたってはほとんど見たことがない。トトロとプーさんくらいだろうか。千と千尋の神隠しはうっすら見た記憶がある。平成狸合戦ぽんぽこは見たかもしれない。そういえば「君の名は。」も「カメラを止めるな!」も見てないしアナ雪もなんだかんだ見てない。シン・ゴジラも見てない。見ようと思っていたら年を越してしまいました。ヨヨヨ

 漫画もそんな感じで、ちゃんと集めて全巻読んだ漫画といえば黒子のバスケだけで、他は人生において平均より漫画を読んでいない。高校時代漫研だったのに。漫研なのに小説を書いていたからなのだけど、それはそうとしてめちゃくちゃ本を読んでいるかと言われればそういうわけではない。綿矢りさはとても好きでそれなりに読んでいるけど著作全部読んだわけではない。そうでなければファンを語る資格が無いなんて思ってないし私は綿矢りさが好きで尊敬していて多大な影響を受けているので胸を張って彼女のファンであると言っちゃうけど、そうすると存在しない誰かから後ろ指をさされている気がするのだ。物を書くことが好きなくせにそんなに読書家というわけでもなく、漫画をたくさん読んでいるわけでもなく、映画をたくさん見ているわけでもない自分を咎められている気がするのだ。お笑いもそんな感じで、好きなバンドもそんな感じで、趣味全部そんな感じだ。集中力がなくて一度に多種のコンテンツを摂取するとしんどくなってしまうからなのだけど、なんか損している気がするし、自分は底が浅いなぁとも思う。年のせいにしてみたところで、私が愛してやまない漫才師は私と同い年の頃に「説明しりとり」や「頭取りゲーム」を完成させていたし、それこそ綿矢りさは「蹴りたい背中」を完成させていた。まばゆいばかりの才の持ち主と自分を同列に並べるような烏滸がましささえも嫌になってくるし、こんな風につらつら御託を並べてる暇があったらアッ!!!!!!!!!!!!ヘイトが溜まりすぎて叫んでしまいましたアッ!!!!逆に言えば!!!!まだこの先の人生に未知の楽しみが山のようにあるということ!!!!タスクと捉えるから嫌になるんだよな!!!!ハッピネス!!!!人生楽しい!!!!ライフイズビューティフル!!!!

手始めにどうしても見たかった映画版の「勝手にふるえてろ」を見ています。良いものですね。映画。今年は自分のペースで少しずつ見ていけたらいいなぁと思う。漫画も。そうやって豊穣になっていくのだろう。良い書き手になりたい。